◆「猫ばば」 一つは「猫+糞(ばば)」とする説。猫がふんをした後、後足で土をかけて隠す習性があることから生じたというものだ。 もう一つは「猫+婆(ばば)」とする説。伝説によると、徳川時代の中期、江戸は猫を可愛がっていた婆がいたという。この婆は、30匹もの猫を飼っており、猫専用の部屋をあてがい(宛がう)、猫専用女中まで置いて猫の世話をさせ、大切に育てていた。ところが、この婆にはとんでもない性癖(せいへき)があった。単なるもの忘れのせいか、承知の上での欲張りのせいか定(さだ)かではないが、人から物をもらっても決して返礼せず、届け物を頼まれても自分の懐(ふところ)に入れてしまうというのだ。以来、いつからともなく「人の物を横取りする」といった場合に「猫婆」と言われるようになったという。 現在では、「猫+糞」を語源とする説が有力視(し)されている ねここばん◆「猫に小判」 こばんどんな貴重なものでも、どんな高価なものでも、その価値のわからない者に与えては、何の役にも立たないという喩え。 ぜにみごとろんご ねんぶつしんじゅ「犬に小判」「犬の銭見たるが如し」「犬に論語」「馬の耳に念仏」「馬に天保銭」「馬の目に銭」「牛に麝香、猫に小判」「豚に真珠」 ねこてかてんぽうせんぜにじゃこうこばん◆「猫の手も借りたい」 忙しくて人手が足りず、だれでもいいから手伝ってほしいということ。 平(ひら)たく言えば、どんな役立たずでもいいから、手伝ってほしいということで、その役立たずの代表が「猫の手」ということになる。 ひたい◆「猫の額」 面積の小さい土地のたとえ。 眉毛と髪の生え際の間が額ということになるが、確かに猫の頭髪の生え際はどこなのか、はっきりとしない。額があると言えばあるし、ないと言えばない。そんな、あるかないかの土地が「猫の額ほどの土地」ということになるのだろう。 しゃくし◆「猫も杓子も」 ◆「猫の目」 誰も彼も、どんなものでも 猫の目が明るさによって大きく形を変えることから、変化しやすいことのたとえ。 ねこじた◆「猫舌」 熱いものを飲んだり食べたりするのが苦手な人をいう。 猫が熱いものを嫌うから、ということらしいが、熱いものを嫌うのは猫に限ったことではない。また、ある程度の温度のものなら、猫も食する。こうして何かと引き合いに出されるのは、やはり猫が昔から身近な存在だったからだろう。 さんかげつひととせ◆「猫は三月を一年とす」 人間の三ヶ月は猫の一年にあたる。成長が早いということ。 うおじたい◆「猫の魚辞退」 猫が、大好きな魚を断る、つまり内心は欲しくてたまらないのに、遠慮すること。こんなことは長続きしないから、当座だけで長続きしないことの例えにもなる。 ひたいかつおぶし◆猫の額に鰹節 今日紹介したことわざでも、前から勉強したのでも、いろんな「猫」に関することわざを使って、話しあってください~ 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/9aa8f1d55022aaea998f0f24.html